日本史

古墳時代前期である3世紀後半になると、中国がバラバラに分裂したために支配がゆるんだ朝鮮半島では高句麗・百済・新羅が建国された。とくに朝鮮半島北部にある高句麗が南方に進出したため、ヤマト政権は鉄資源の供給地である加那を守るために高句麗に出兵した。

古墳時代における「古墳」は、前方後円墳という鍵穴状の古墳です。なぜ前方後円墳が古墳時代における「古墳」になるかというと、前方後円墳がほかの形状の古墳よりも規模が大きく、統一性をもって全国にひろがったからです。

邪馬台国とは29カ国による小国連合であり、争いを収めるために女性の卑弥呼が首長となった。しかし首長としての権力が弱いために魏に朝貢することで「親魏倭王」の称号をもらうことで権力を高めた。

日本が中国と交流を持ったのは、鉄器獲得のために朝鮮半島と関係があり、スムーズな鉄器獲得のため朝鮮半島を支配する中国と交流を持ちたかったからである。しかし中国は中華思想から冊封体制という朝貢と冊封という主従関係でしか交流を認めなった。

日本で身分差や戦争が生まれたのは、水田稲作が普及したからである。その理由は水田稲作が集落ごとに集団でおこなうようになり、集落にリーダーができたからである。さらに持っている米という財産の量で集落内で貧富差ができ身分差となっていったからである。

弥生時代になると、大陸から渡ってきた渡来人によって水田稲作などの大陸からの文化が伝わりました。大陸からの文化と日本古来の縄文文化があわさったものが弥生文化で、水田稲作に関係あることが特徴です。

朝鮮半島の人々により日本に水田稲作が伝わったのは、諸説あるが今から2800〜2700年前ころといわれています。その理由は地球が寒冷化したため、南方の日本をめざしたためです。

縄文時代にはアニミズムという自然崇拝の考えに基づく宗教儀式がおこなわれるようになった。そのさいに使用されたのが妊婦をかたどった土偶である。ではなぜ宗教儀式が始まったかというと縄文時代後期は縄文時代前期と比べて寒冷化し、自然食材が少なくなったためである。

旧石器時代から縄文時代になると、気候の温暖化により自然環境が変化し多くの自然食材を獲得できるようになった。それにともなって弓矢や縄文土器に代表されるさまざまな道具や獲得方法が開発された。さらに人々は集落を作り竪穴住居に定住するようになった。

旧石器時代は氷河時代であった。よって針葉樹が中心で漁労も行われないため、人々は大型動物を狩って食料とした。その際に打製石器という道具を使用し、移動生活をおこなっていた。